LinePulse 3.0リリースノート

LinePulse 3.0
LinePulse 3.0
リリース日:2022年1月31日

Last updated on 6月 19th, 2023

LinePulse 3.0は、製造ラインから利用可能なIoTデータを収集し、機械学習と人工知能技術(ML/AI)を駆使して、製造ライン全体の健全性と流れている製品の部品品質を常時把握することが可能になります。LinePulseは、複雑な製品データから実用的で改善につながるインサイトを提供し、生産のデジタル化に対する投資と費用対効果を最大化することに貢献します。

次世代型となる LinePulse 3.0 は、“人に優しい” ML/AI によるユーザエクスペリエンスの提供に重点を置きました。導入や設定にかかる手間を下げることで、生産ラインスタッフの学習負担を低減しています。また、強力かつ直感的な操作性を通じてわかりやすい可視化機能を実現し、LinePulse の舞台裏で動作する AI モニタリングを実現しています。 

  • シンプルな生産ライン向けデジタルツインモデリングと生産ラインデータ設定環境: LinePulse を工場内のネットワークに接続すると、CSVデータ交換フォーマットをサポートするあらゆるデータソースから製造データを取り込むことができます。Intake/Schemaマップ設定を用いてデータ取得ラインを構成し、ドラッグ&ドロップビューでデータソースと信号をリンクさせます。設定が完了すると、LinePulse は数秒以内 にデータの取り込みを開始します。  

  • 豊富なデータ概要閲覧表示: プラント概要表示画面では、過去数時間にラインを通過した部品のリストと、LinePulse が稼働しているラインのアクティブなアラートがリアルタイムに表示されます。そこからライン概要画面に移動すると、特定ラインのアラートリストと組立履歴チャートが表示されます。
       
  • 強力なインサイト提示: 生産している製品の異常とその根本原因を瞬時に確認することが可能です。また、工程能力表示機能と異常検知機能を結びつけ1つの画面上でラインの状態を表示することが可能です。インサイトビューでは、複数の信号を重ね合わせたり、他のビューに異動して注視すべき特定のデータをマウス操作だけで探索することが可能です。

  • リアルタイム・アラート: LinePulse が導入されたラインでは AI フレームワークがバックグラウンドで動作し、信号ドリフト(データ変化)をリアルタイムで通知できます。アラートは個人またはグループに対して設定可能で、電子メールや Microsoft Teams を通じて通知を送信することが可能です。  

加えて、LinePulse 3.0 はモバイルデバイスでの動作もサポートしており、製造現場などでタブレットからラインの健全性などを確認することができます。また、ダークモードにも対応し、さらに見やすくなっています。

Share on social:

Automate root cause analysis and predict defects in real time

How is that possible?